須賀 きなこ

　今日は、須賀家のもう１匹のねこ、超のんびりモードの『きなこ』のお話。
　　あんこが運び込まれる２年ほど前、先代のねこ（ゆず：享年５歳）が急死した寂しさに耐えられず、父がもらってきたのが、この『きなこ』です。きなこは「何か」と「何か」が掛け合わさり生まれてきた、いわば「ＭＩＸにゃん」。お店で売れず、でもとてもかわいいから、と父の知り合いのペットショップの方が見せてくれたモフモフのぬいぐるみのような生後３ヶ月ほどのきなこ姫に一目惚れした父は、迷わず家に連れて帰ってきました。
　　あんこ同様、こちらの命の恩人は、父。　後をついてまわり、ご飯をもらって、父の布団で一緒に寝る・・・娘のような存在です。長毛、という点ではあんこと変わらないのですが、こちらはとにかく穏やかな性格。まったりもったり平和に暮らしていました。
　　そこへっ!!!!  超攻撃猫、あんこ 現る。瀕死の重体の過去はどこへやら、元気になったとたん 部屋の隅に追い詰めては強烈なあんこパンチを繰り出す、見た事もない動物に恐れおののく きなこ。正義の味方、父が現れ救ってくれるのをひたすら待ちます。超ヘビー級のあんこパンチはかなり強烈。後からやってきたくせに、ものすごいハバのきかせ様です。あまりの傍若無人な振る舞いに、２階の妹の部屋での監禁生活を余儀なくされた事は言うまでもありません。

　　窓辺に座って庭の向こうの森に飛んでくる鳥を眺め、風に吹かれながらお昼寝・・・そんな平穏な日々が再び訪れる事を願ってやまない『きなこ』です。